アドセンスとアフィリエイトの併用が稼げない理由

今回は「アドセンスとアフィリエイトの使い分け」について解説します。

以前、Twitterでこんな投稿をしました。

  • アフィリエイトと併用して収益を増やしたい
  • 両方はっているけど儲からない
  • 使い分け方を知りたい

このような疑問や悩みをお持ちの方向けの記事です。

最後までよむと、アドセンスだけで稼ぐか、両方使うなら正しい取り組み方が分かるようになります。

アドセンスとアフィリエイトの違い

まず本題に入る前に、私の基本的な立ち位置の話から。

私は、アドセンスをおすすめする側でもあり、アフィリエイトをすすめる側でもあります。

ただ、「アドセンスは稼げないからアフィリエイトをやるべき」という意見は持っていません。

言葉の定義

アフィリエイト

  • A8.netなどASP会社を通して成約&確定すると報報酬がもらえるアフィリ(以下タイプAと記載)
  • Amazonや楽天などのアフィリ(以下タイプBと記載)

前者は報酬が数百円程度から5,000円、1万円など幅広い。
後者はクリックされれば制限時間内にAmazonや楽天で購入されたものに対して、個々に応じた%で報酬が支払われます。

1個の報酬はそれほど高くないですが、Amazonや楽天の知名度があるのでチリツモで稼げる可能性有

アドセンス(Google AdSense)

アフィリエイトと違い、クリックされるだけで報酬が発生する。

ただし1クリック10円~40円程度、クリック率をあげるにも限界があるため、pvに依存するところが大きい。

手法の違い

ここからが大事というか、本題の答えになります。

A8.netなどを通すタイプAのアフィリエイトは、基本的に案件、LPから逆算してブログやサイトを設計する。

扱う案件は通販でしか買えないものが多くセールストークが必要。

タイプBは、タイプAのような案件からの逆算をわざわざやらなくても売れます。

 

いっぽうアドセンスは、悩みや情報、具体的にリサーチやキーワードからブログやサイトを設計します。

セールストークはアフィリエイトほど必要なし。

もちろん個人によって手法は異なると思いますが、一般的な手法を比較するとこんな感じ。

併用しても良さを打ち消すだけ

それぞれ広告の最大効果を発揮する手法が異なるため、両方同時に成り立ちません。

一番うまくいかないのはアドセンスサイトにアフィリリンクをはる場合。

悩みや情報から始まるなら、やがて案件につながるのでは?

と思うかもですが、ゴールから逆算していないのでズレる可能性が高いです。

アドセンスをやっている人の場合、そもそもゴールを商品紹介においていないですし、仮にゴールを商品紹介に設定してもズレます。

ゴールからの逆算ではなく、スタートからの延長上にゴールをおくので、自分勝手な予想が多く、相応しい人に紹介できない。

アフィリサイトにアドセンスをはる場合、もともと購買意欲の高い人を集めていますからクリックはされます。

ただ、本来アフィリエイトで成約をとれたであろう人を広告におくってしまうので、機会損失が半端ないです。

アドセンス脳とアフィリ脳は、サラリーマン脳と企業家脳と同じくらいの違いがあります。

どちらが上とか下とかではなく、サイトやブログの作り方が全然違うと言いたいのです。

じゃあ、アドセンスサイトに、Amazonや楽天などをはれば儲かるのか?

これはタイプAとの併用よりはうまくいく可能性が高いです。

Amazonや楽天の利用者は多く、ロゴだけで安心感がタイプAのアフィリとは異なりますからね。

ただ、紹介する商品にもよりますが、1個あたりの報酬は、アドセンスとさほど変わらないし、pvに依存するのも同じです。

つまり、pvがとれないアドセンスサイトに楽天やAmazonをはろうとも、多少の報酬は上乗せできても、大きく変わることはありません。

※併用がうまくいく場合もあります。

例えば旅行関連。ホテルや観光地情報など、「悩みや欲しい情報」と「案件」までの距離が短くズレが生じにくいため。

アドセンスとアフィリエイトの使い分け

まず、アドセンスとアフィリエイトの併用はおすすめしません。

ただ、ブログやサイトごとに使い分けるなら問題ありません。

あとは各手法の好みの問題だけです。

「アドセンスは稼げない。アフィリエイトは儲かる」という意見もありますが、人によります。

アフィリエイトの手法が嫌いな人は1円も稼げません。

逆にアフィリエイトの手法(商品やLPからの逆算)があってるなら、わざわざアドセンスから始める必要はないと思います。

大事なのは、難易度ではなく、手法が自分にあっているかどうか

昔はネットで稼ぐ入門編としてアドセンス、発展編としてアフィリエイトと言われましたが、今はどちらも同じ難易度です。

どちらも難しいといえば難しいし、簡単といえば簡単です。

大事なことは、「簡単だから」「儲かるから」ではなく、価値観にあっているかどうか。

ソースはないですが、これまでのサポート経験からすると3人~5人に1人は、アフィリエイトの手法が合わない人がおられます。

向いていないという意味合いではなく、その人の価値観にあわない。

アドセンス向きということです。

アフィリエイトに100%力をいれるのが合っている人もいます。

ブログやサイトを作る理由が100%「稼ぐ」ではない人もおられ、アフィリでは稼ぎにくい分野を取り組みたい人もいるんです。

価値観、目的、未来にどうなりたいのか?

このあたりを考えて、100%アドセンスに振り切るか、アフィリエイトだけやるか、私のように両方やるか?

を自分で考える、

世の中には「アドセンスでは稼げません」「アドセンス脳ではなく経営者脳を持ちましょう」という人もいます。

大事なことは、個々の発言には必ず背景があることを理解する。

アフィリエイトの塾や商材を売っている人なら、アドセンスで稼げていない人をターゲットにします。

私はその方々を否定しません。

その方に出会って人生変わる人もいると思うからです。

ただ、合わない人もいるので、アドセンスを全否定するのはないんじゃないかなと思うのです。

この記事を書いた理由もそこにあります。

アドセンス、アフィリエイト、両方にかかわっているので、中立の立場で意見が言えるんじゃないかと。

ただ、このブログ(アドセンスシンキング)ではない媒体で書いたほうが良かったかもしれません。

この記事を書いた人
松風

2007年アフィリエイトを開始。

「エッグジョブ」「アフィリエイトアンサー」の講師を務めています。(2022年現在)

1000人以上のサポート経験を活かし、かゆいところに手が届く情報発信をしています。
取得資格
・Google広告「ディスプレイ広告」認定資格
・Google広告「検索広告」認定資格
・グーグルアドセンスマスタークラス修了
・マインド・リーディングスペシャリスト
・進路アドバイザー

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
>>https://adsense-thinking.jp/profile/

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