【ブログコンセプトの決め方】意味と手順を解説します

3STEP-コンセプトメイキング

このページでは「ブログコンセプトの決め方」を解説します。

  • コンセプトの意味を知りたい
  • コンセプトの作り方(手順)を知りたい
  • コンセプトが決まらない

このような方向けの記事になります。

ブログは立ち上げで全てが決まります。

コンプト作りはテーマ選びと同じくらい超重要ポイント!

選択を間違えると後から挽回不可能、ブログは作り直しです。

最後まで読むと、ブログコンセプトの意味や決め方が分かり、他にはない差別化されたブログの作り方が分かるようになります。

コンセプトの意味:「方針」「方向性」「軸」


「コンセプトを決める」=「方針、方向性を決める」です。

コンセプトが必要な理由は2つあります。

  • 全体を通して一貫性を保つため
  • 「価値」を高めるため

言葉や行動ブレていると信用は低下し聞く耳をもってもらえなません。

そして今や情報、商品、サービス、全てがあふれかえっていて「違い」が分かりにくい状況です。

ユーザーから選ばれるには、他と何が違うかすぐ分かる、価値を感じる見せ方が必要になります。

「信頼の獲得(話しを聞いてもらう)」「価値の提供」、この2つのためにコンセプトを作ります。

例えばサウスウエスト航空のコンセプトは「空飛ぶバス」です。

「機内食全廃」「座席指定全廃」「短距離便に特化」「低料金」などの戦略は全て、「空飛ぶバス」というコンセプトを軸にして考えられたものです。

「機内食全廃」は今でこそLCCで当たり前になっていますが、サウスウエスト航空が始めたころは革新的でした。

機内食全廃の代わりに値段を安くして他の航空会社との違い、自社の価値を明確にしたのです。

 

コンセプトは状況に応じてWhere(どこ)、Who(だれ)、When(いつ)、How(どのように)にあてはめて作ります。

訴求力のあるコンセプトを作るコツは「客観的に判断すること」です。

「自分の趣味が○○だから」と主観的な理由だけで決めると、アクセスが来ない、儲からないブログで終わります。

「決めつけない」「冷静に考える」「周りを良く見る(市場調査)」

 

コンセプトの意味:「方針」「方向」

ブログにコンセプトが必要な理由

・どのページから見ても一貫した情報を提供することで信頼されるため

・ありふれた情報では見向きもしてもらえないから。価値を感じてもらうため

コンセプトを作るコツ

・客観的に判断する

 

コンセプトはユーザーの行動変容を促す

検索ユーザーの悩みを解決する、もしくは次なる行動を促すブログをGoogleは評価します。

具体的にいうと、「ユーザーの検索を終了させる」「次の段階の検索をさせる」
この2つのどちらかです。

ではユーザーの行動変容を促すブログ(サイト)には、何が必要なのでしょうか?
それが「コンセプト」です。

お客は読まない、信じない、行動しない

コピーライティングを学んだことがある人なら、一度は耳にしたことがあると思います。

この情報化社会で、ただ情報をまとめるだけで人間の行動変容を起こすのは至難の業。

あなたが思っている以上に、人間は面倒くさがりで、臆病で、行動しません。

今、あなたは「ブログで稼ぎたい」「情報発信したい」などの理由で情報収集していると思います。

人間全てが、そのぐらい行動的かといえばそんなことはありません。

10人いれば1~2人ぐらいです。

残りの人は、出来ることなら面倒なことはしたくない、現状維持したいのです。

非常識な提案ができるか?

それでも悩みを解決しなければならない事情があって、仕方なくGoogleやYahooで検索してきているのです。

そんな人達に、「ダイエットするなら摂取カロリーよりも消費カロリーを増やせば痩せます」と正論を振りかざしたり、テレビや本、そしてネットに転がる良くある話しをして行動してくれるでしょうか?

「面倒くさそう」「他の違いがよく分からない」「なんか怪しい」、、、読む価値なしと思われたら、そこで終了。

どこにでもあるブログを作ってもユーザーもGoogleも評価してくれません。

 

そこで、ブログコンセプトの登場です。

例えば、

  • 野球の練習方法をまとめブログ
  • 小学生の保護者向けに「元プロ野球選手が教える野球の練習方法」を教えるブログ

あなたはどちらのブログが読みたいですか?

多くの人が後者だと答えるでしょう。

漠然と情報をまとめたものより、誰に、何(強み)が明確なほうが、魅力的に見えますよね。

これがコンセプトの魔法です。

 

ただ、同じような商品がすでにあるならコンセプトとしては弱いです。

対処法は「コンセプトの要素を追加する」か「要素を修正する」の2択。

コンセプトの要素を追加するとは?

「誰に」「何(強み)」に「どこ」の要素を加えて対処します。

例えば、「人気ユーチューバーに教材を番組で紹介してもらう(どこで宣伝するか?)」」といった他社がやっていない方法で知名度をあげます。

コンセプトの要素修正するとは?

「元プロ野球選手が教える野球の練習方法」というコンセプトに加えて、「甲子園で活躍しすぎないでプロになる方法」とします。

誰しも甲子園を目指すと思いますが、イチローさんのように甲子園目指して頑張りすぎて体を壊したら(プロを目指すという意味では)本末転倒という考え方の人もいます。

価値が伝われば人は行動する

私たちの目的は、ユーザーにブログを読んでもらったり、商品やサービスを購入してもらうことです。

重要になるのが「読んでみたい」「ほしい」と関心を持ってもらうこと。

しかし、今や世の中は「情報」と「モノ」であふれかえっています。

「どこかで聞いたような話」では見向きもしてもらえません。

どうしたら、人は価値を感じるかを知る必要があります。

モノやサービスが売れない理由は、あなたが見せたい世界を主張しているから。

お客が見たい世界を描けば、説得しなくても価値は伝わります。

 

マーケティングでは、「価値」を「機能的価値」と「情緒的価値」の2つに分類します。

機能的価値とはスペックで表現できるものです。

今や機能で他社と差別化するのは難しいとされています。

そこで重要になるのが、物理的なスペックではなく、精神的な側面での価値の提供になります。

情報や商品、サービスの機能的価値を最大化するのは当然で、さらに情緒的価値をいかに提供できるかが勝負です。

相手をよく知り期待に応えられるように、日々行動しないといけません。

コンセプトを作ることは、情報や商品、サービスの価値をユーザーに分かりやすく提示するための手段と考えると分かりやすいです。

・関連記事

>>機能的価値と情緒的価値。WEBサービスに活かす方法

ブログコンセプトの決め方(手順3つ)

コンセプトの設定で一番大変なのが、差別化ポイントを決めることです。

ブログを通して、どんな価値を提供するかです。

それはメッセージかもしれないし、体験かもしれません。

差別化ポイントはユニークであることを意識してください。

独創的だと思っていたことが、ユーザーからは「普通」であることも。

これは完全にリサーチ不足です。

どこかで聞いたような話では、そっとページを閉じられて終わりです。

 

ユニークさがあるかないは、ライバルしだい。

なのでコンセプト作りは「提供する情報のリストアップ(ブレインダンプ)」だけでなく「リサーチ」が必須になります。

いずれも、あなたの想いを言語化する目的意識を忘れないでください。

手順1 強みのブレインダンプ

ブログコンセプトの決め方1つ目は「ブレインダンプ」です。

★あなたの強み(得意なこと)を箇条書きでまとめましょう。

⇒プロフィールに載せるべき情報、情報の見せ方など、差別化ポイントに使います。

★テーマに対して伝えられることをリストアップします。

⇒これがブログの1つ1つの記事になります、

頭の中にあることをA4の紙に箇条書きでまとめます。

次に書籍やライバルサイトを参考に内容を追加します。

>>ブレインダンプのやり方は?

手順2 リサーチ(市場調査)

ブログコンセプトの決め方2つ目は「リサーチ(市場調査)」です。

調査する媒体は「Yahoo知恵袋」と「ライバルサイト」の2つ。

Yahoo!知恵袋でニーズの有無の調査

テーマのブレインダンプでまとめた各項目について需要があるかをリサーチします。

各ブレインダンプに対して、キーワードを知恵袋の検索窓に入力して質問文を確認してみましょう。

あなたが想定するような人がいれば、需要があるということです。

質問数が多い、閲覧数が多いほど、悩みの需要があると判断できます。

Yahoo知恵袋のチェックポイント3つ

①キーワードが含まれているかを確認する

②日付が古すぎないかを確認する

③閲覧数を確認する

 

>>Yahoo!知恵袋

 

検索結果から個人が戦えるかの判断

ブログのターゲットが検索窓に入力するであろうキーワードを複数準備します。

ブレインダンプでマッチング(需要があったもの)した悩みに関するキーワードが良いです。

Googleサジェストに表示されているものから選定してください。

※Googleサジェストとは、Googleの検索窓に言葉を入力したさいに表示されるキーワード候補です。

キーワードが準備できたら、実際にGoogle検索してみましょう。

検索結果1ページ目に、個人が運営していそうなブログやサイトがあるかを確認してください。

公的な機関や企業サイトばかりが独占している場合は、そのキーワードで個人ブログがいくら頑張っても上位に入れないということです。

検索したキーワードのほとんどが、個人では戦えない状況だった場合はテーマの変更したほうが良いです。

>>Google検索はこちらから

 

ASPで広告の有無の確認

集客に成功しても売るものがなければブログで稼げません。

あなたが想定しているターゲットにおすすめできるアフィリエイト案件がないかを確認しましょう。

アドセンス広告、アマゾンや楽天アフィリエイトで対応する方法もありますが単価が安いので注意してください。

ある程度のPVが確保できるなら良いですが、厳しい場合はアフィリエイト広告の有無を重要視してください。

広告がない場合は、テーマの変更を検討したほうが良いです。

ただし、売るものをあなたが独自で準備できる場合はその限りではありません。

>>A8.net

競合調査で訴求ポイントと不満を探す

ライバルがどのような訴求をしているかを確認します。

「どのような特徴があるのか?」「どのように差別化しようとしているのか?」を確認します。

そのさいには、まず共通点が何なのかを確認してください。

コンテンツとして必要な情報なので、こちらにも取り入れるようにします。

共通点が分かると、最別化ポイントが分かりやすくなります。

競合調査するさいは、不満点も探すようにしてください。

例えば、「情報が少ない」「疑問が残る」「余計な話が多くて知りたい情報にたどり着けない」などです。

あなたが不満に思うということは、ユーザーも同じことを感じるはずです。

「お客の不満」に差別化するためのヒントがあるかもしれません。

手順3 差別化ポイントを決める

各サイトの差別化ポイントを1個ずつまとめ、同じ仲間を分類(グルーピング)します。

市場のすき間を探す

グルーピングした全体図をながめてください。

例えば、A、B、Cとグルーピングできたとします。
そこで、Dという視点が欠けていれば、差別化ポイントの候補にします。

市場のすきまは必ず見つかるものではありません。

その場合、「圧倒的な数で打ち負かす」「How(どのように)を工夫する」などで差別化します。

数で圧倒する

ライバルが365日、同じ場所から富士山の写真をとってブログに掲載しているとします。

こちらは2年、3年と写真を取り続けて圧倒的な枚数で競合に打ち勝つのです。

Howを工夫する

扱うデータ数が同じだとして、ライバルは表にまとめているだけだとします。

対してこちらが、検索ユーザーの用途に応じて表示するデータを編集できるツール機能をつけて差別化します。

ペルソナは細かく設定しない

「Who」の範囲を限定することで差別化することができます。

ただし一般的に言われるペルソナ設定のように、細かく作る必要はブログにはありません。

やるにしても「性別」と「世代」までで十分です。

「誰に」の決め方について詳しく知りたい人は、以下のリンク先ページにまとめたので参考にしてください。

>>ブログのターゲットの決め方。悩みや欲求からペルソナを作る

「毎日投稿=差別化」ではない

ブログを毎日投稿しても差別化になりません。

たしかに、ブログを毎日書き続けられる人は少ないので差別化ポイントになりそうです。

しかし、2つの理由から答えはNOになります。

(1)毎日投稿の価値が分かるのは、同業者(つまりブログやサイトの運営者)だけです。

一般の人からみたら「それがどうしたの?」ぐらいのレベルです。

あなたのターゲットが、ブログを書きたい人なら良いですが、それ以外なら訴求ポイ  ントを間違えています。

(2)2018年ごろまでのGoogleであれば、記事を量産すればPVも比例して増えました。

しかし、今は無理に記事を増やすのではなく、むしろ減らすのがトレンドです。

理由は、記事を量産すると検索意図が重複(カニバリ)すること。

Search ConsoleでGoogleに申請してもインデックスされない記事が増えてきたこと。

以上より、毎日投稿しても差別化にはならないので注意してください。

この記事を書いた人
松風

2007年アフィリエイトを開始。

「エッグジョブ」「アフィリエイトアンサー」の講師を務めています。(2022年現在)

1000人以上のサポート経験を活かし、かゆいところに手が届く情報発信をしています。
取得資格
・Google広告「ディスプレイ広告」認定資格
・Google広告「検索広告」認定資格
・グーグルアドセンスマスタークラス修了
・マインド・リーディングスペシャリスト
・進路アドバイザー

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
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