このページでは、アドセンスの「カバレッジ」について解説します。
- 管理画面で見かけて「カバレッジとは?」で検索してみた
- サーチコンソールでも見かけるけど、違うの?
- カバレッジとアドセンス収益に関係はあるの?
このようなお悩みや疑問をお持ちの方向けの記事です。
さいごまで読むと、カバレッジとは何なのかが分かり、アドセンスを最適化する指標のひとつとして使いこなせるようになります。
アドセンスのカバレッジとは?
ざっくりいうと「カバレッジ=一致率」です。
Google AdSense側のリクエスト通りの配信がされたどうかを知るための指標です。
例えば、あなたのブログに3つの広告ユニットを掲載しているとします。
広告リクエストは「3」です。
広告主は「こういう内容の記事に広告を配信する」という条件を事前に決めています。
その条件に一致したときのみアドセンス広告は配信されます。
3つのリクエストそれぞれに、条件が一致する広告主がいれば、3枠とも広告は表示されます。
このとき、カバレッジ(一致率)は100%です。
いっぽう2枠は一致したが、残り1枠は一致する広告主がいなかったとします。
3枠中2枠が一致しているのでカバレッジは66,7%になります。
・カバレッジの計算方法
一致率 =(広告が表示された広告リクエスト数/広告リクエストの合計)×100
カバレッジを見れば、どれだけ機会損失しているかが分かります。
例えばカバレッジは70%なら、30%の広告が配信されていない、機会損失をしていることになります。
・サーチコンソールに表示されるカバレッジとは違う
サーチコンソールの管理画面で見かける「カバレッジ」は、インデックスカバレッジを指します。
GoogleAdSenseのカバレッジとは関係ありません。
カバレッジの原因と対処法
記事の内容がニッチになるほど、配信条件に一致する広告主の数が減ります。
対策としては、キーワードプランナーで入札されているキーワードを確認して記事を書くことがあげられます。
アドセンス管理画面から、広告をブロックする機能があります。
クリック単価をあげるための施策として「単価の低い広告をブロックしよう」という人がいるので、知っている人も多いと思います。
広告を絞れば配信できる広告の数が少なくなるので一致率も減ります。
極力、広告のブロックはしないほうが良いです。
広告主は価値ある広告枠に対し配信したいと考えます。
その数が多くなるほど、つまり競争が起きるほどクリック単価は高くなります。
ブロックしすぎると競争が起きなくなり、広告枠の価値も低下します。
カバレッジの確認方法
アドセンス管理画面から、広告ユニットごとのカバレッジを確認できます。
- 管理画面にログイン
- 左サイドバー「レポート」をクリック
- 「広告ユニット」をクリック
- 鉛筆マークをクリック
- 「カバレッジ」にチェックを入れて「適用」をクリック
これでデータが確認できます。
配置場所ごとに広告ユニットを細かく作っておくと、より精度の高いデータが取得できます。
アクションプラン
・アドセンス管理画面から「カバレッジ」を確認する
⇒カバレッジが低い場合は「ニッチな記事になっていないか?」「広告をブロックしすぎてないか?」を確認する
・記事がニッチかどうか?
記事の内容、ねらっているキーワードが、そもそも入札されているかをキーワードプランナーで確認する
入札されていないなら、されているものを探して記事をリライトする
・広告のブロック解除
広告の絞りすぎは「カバレッジを低下させる」「クリック単価を低下させる」と良いことはありません。
例えば、あなたが事業主で、ライバル会社の広告が配信されるならブロックしても良いと思いましが、特に理由がなければブログはやめましょう。
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