このページでは「SEOとキーワード比率」について解説します。
出現率のチェックは今も大事なのか、疑問をお持ちの方向けの記事です。
結論からいうと、キーワード比率がSEOに与える影響度は少ないです。
その理由と、今何をすれば良いのかを話します。
SEOにキーワード比率が大事だった理由
検索エンジンにとって、コンテンツの内容を正しく理解することが重要です。
なぜならユーザーの疑問、知りたいことに、最適の答えを返すことを使命としているから。
ページ内のキーワード比率で、何について書かれた記事なのかを理解していた時期がありました。
主要な話題についての単語は出現比率が高くなるという考え方です。
わたしがサイトを作りはじめた2007年には、キーワードを意味もなく連呼したして上位表示させる手法も流行っていました。
特にヤフーねらいの人が多かったと思います。
「○%以上にしたら圏外に飛ばされた(汗)」
「3%~6%、キーワードを出現させましょう」
こんな話をよく目にしました。
今のSEOで効果的な施策は?
キーワードの出現比率ではなく、Googleが重要視している場所にキーワードを配置するほうが100倍重要です。
必ずキーワードを配置するべきは「タイトル」「見出し(h2)」「ディスクリプション」です。
ディスクリプションは、Googleよりユーザー向けに大事な気がしますが、気をつけておくにこしたことはありません。
同じ見出しでも「h2」と「h3」は優先度、重要度が違います。
メインキーワードを必ずh2に入れてください。
h2に入れなくても記事タイトルにあれば上位表示することもありますが、ケースバイケースかなと思います。
キーワードの表記揺れに注意!
ディスクリプションは文字数が少ないので、特定のキーワード比率が大きくなりやすいので注意してください。
メインキーワードは入れても2回。
注意点は単語の揺らぎです。
例えば「スマホ」と「スマートフォン」
文言は違いますので比率としては別々になると思いきや、Googleは時間が経過すると同じものだと認識するようになります。
なので「スマホ」と「スマートフォン」は1回ずつ、ではなく同じ単語が2回でているとカウントします。
個人的な意見ですが、結論をディスクリプションにいれるとクリック率、アフィリエイトなら成約率が良くなると感じています。
「ページを開くまえの段階で結論を伝えても大丈夫?」と思うかもですが、答えが分かって次に根拠を知りたくなるものだし、答えがここにあるのかないのかがストレスになっているわけなので、試してみる価値はあると思います。
※メタディスクリプションは、検索結果に表示される文字数が増えたり減ったりの変更が多い部分です。
過去記事を修正するときは注意するようにしてください。
キーワードの出現率を気にしたほうが良い人
タイトルや見出しが大事だと言いましたが、文中に一切キーワードが出現しないのもおかしい話です。
昔のように出現比率で順位に大きな差はでませんが、ほどほどにキーワードはちりばめるべきかと考えます。
まず鉄則として導入部に必ずキーワードを入れてください。
ユーザーは記事を読み進めるべきか、最初の段階では半信半疑です。
いつになってもキーワードが見当たらないと、この記事には自分が求める答えがないのでは?と思うようになります。
特に話の前置きが長い人は要注意です。
冒頭にキーワードを入れると意識すれば、余計な話はなしで書き始められます。
検索キーワードとはある意味「ユーザーの質問」
本文は「回答」と言えます。
この視点で記事を書くと、本文にユーザーの質問が含まれていないケースが出てきます。
つまり、キーワードが登場しない文章になる。
これではマズいので、ユーザーの質問をあえて記事にいれるように意識してください。
すると自然とキーワードが本文に含まれるようになります。
SEOとはGoogleがページ内容を理解しやすくすること
SEOとは検索上位に入るための裏技ではありません。
昔は、裏技はありましたが、今はありません。
「Googleに誤解なく正しくページ内容を理解してもらう」と定義すると、何をやるべきかが見えてきます。
AI技術が発達して、Googleは何でも理解できると思うのは間違いです。
「こう書いたほうがわかりやすいかな」と気を使わないといけません。
キーワードの出現比率は、昔のような裏技的に使える手法ではありませんが、Googleやユーザーの気持ちを考えると、ある種気にしないといけない項目ではあります。