このページではブログの記事構成については解説します。
・「記事構成」って何?
・記事構成を考える理由、メリットあるの?
・記事構成の作り方が知りたい
このような悩みや疑問をお持ちの方向けの記事です。
さいごまで読むと、ブログを書く時間が短縮出来るだけでなく訴求力のある記事が書けるようになります。
ブログの記事構成とは?
ブログの記事構成とは「導入(リード文)」「本文」「まとめ」の3要素から成り立ちます。
・導入(リード文)
「読者の悩みや疑問」を提示して、読者に知りたい情報がここにあると伝えます。
さらに、悩みの解決法や知りたい情報を伝えて「記事を読むメリット」を提示します。
・本文
ブログは「結論⇒理由⇒例⇒結論」というPREP法が良く使われます。
・まとめ
各パラグラフを均等ではなく、読者の知りたいこと(ニーズ)を中心にメリハリをつけてまとめます。
1記事で全てが完結することは少ないです。
情報ページなら次に読むべきページ、商品紹介ページならLPへのリンクをはるなど、読者が次に何をすれば良いかを分かるようにします。
記事構成を考える理由(メリット)
記事構成を考える理由は「読者満足度を高めるため」です。
相手のニーズ(目的)に合わせて最短最速で答えを提示し行動変容を起こす文章こそ、満足度の高い記事です。
思いつきで書くと、支離滅裂、相手を無視した自己満記事になります。
ブログ運営に必要なのは「貢献の精神」。
読者に役に立ちたい、悩みの解決のお手伝いがしたいと想いがあっても、分かりにくい文章では即離脱されます。
熱い想いを持ちつつ、客観的に記事を書く冷静さも必要です。
ブログの記事構成を考えるのは、鳥が空から森を見るように、高い位置から全体を見ることで読者満足度を高めるために行います。
構成を考えるときの注意点
構成を考えるときの注意点は2つあります。
・文字数のバランスに留意する
・結論ファースト
文字数のバランスに留意する
構成を考えるときの注意点1つ目は「文字数のバランスに留意する」です。
ブログの鉄則は「ユーザーファースト」です。
記事を書く前にいろいろ調べると、あれもこれもと書きたくなります。
1500文字もあれば十分なのに、3,000文字、5,000文字と長文を書くのはNGです。
上位表示をねらうキーワードに対して、どういう検索意図があるのかを理解して最短最速で答えを返す文字数、構成にしましょう。
調べた内容の9割は捨てる覚悟で書くと、各構成要素の文字数のバランスが整った記事になります。
結論ファースト
構成を考えるときの注意点2つ目は「結論ファースト」です。
結論を先に書いてしまうと、記事から離脱されてしまうのではと心配する人がいます。
結論だけ知っても、根拠がないと人は納得しません。
先に結論を言うのは、このページに自分の悩みを解決する方法があるかもしれないと思ってもらうためです。
「調べたけれども分かりませんでした」というオチはない、安心して先を読んでもらうのが目的。
ブログの記事構成を考えるときは、常に「結論ファースト」でいきましょう。
記事構成の作り方
記事構成は5つの手順で作ります。
- 読者のニーズを確認する
- 結論(解決法)を決める
- 記事内容を箇条書する
- 分かりやすい説明の流れを考える
- 見出しを作る
記事の構成を考える段階では、SEOキーワード(検索意図の調査も含む)の選定が終了していることが前提です。
・参考
>>【ブログ】キーワードの選び方。コツや注意点、ツールも紹介
読者のニーズを確認する
記事構成の作り方1つ目は「読者のニーズを確認する」です。
検索ユーザーの目的は9種類あります。
- ニュースの解説が読みたい
- 用語の意味が知りたい
- 「方法」が知りたい
- メリット、デメリットを知りたい
- 事例を知りたい
- 価格、料金相場を知りたい
- おすすめが知りたい(比較、ランキング)
- レビュー(感想)が知りたい、体験談が読みたい
- 種類が知りたい(全体を確認したい)
ニーズは「Yahoo知恵袋」「検索上位サイト」の2つから調べます。
・Yahoo知恵袋
検索窓にキーワードを打込みます。
キーワードが質問文に含まれているものをチェツクしていきます。
回答者だけにキーワードが含まれている質問は除外してください。
・検索上位サイト(競合サイト)
検索ユーザーは言葉(検索キーワード)の意味だけを知りたいのではありません。
書き手と読み手とのズレを防ぐために、読者が知りたいのこと(ニーズ)を調べます。
上位表示をねらうキーワードでGoogle検索してみましょう。
1位~10位にランクインしているページを全てチェックします。
すると検索キーワードの意味以外の内容も書かれてあることに気がつくはずです。
顕在ニーズだけでなく潜在ニーズまで含めてブログを書くことが重要です。
キーワードの意味だけ記事にするのではなく、読者の欲求を満たせるコンテンツを全て準備して再検索させないことが重要です。
結論(解決法)を決める
記事構成の作り方2つ目は「結論(解決法)を決める」です。
満足の高いブログとは何でしょうか?
「滞在時間を長くしよう」とアドバイスされる人もいますが、私はそうは考えません。
大事なのは、再検索されないブログです。
欲しい情報がない場合、ユーザーは検索結果に戻るか、別の言葉で再検索します。
逆にいうと、ユーザーを検索画面に戻さないブログこそ満足度が高いと定義できます。
滞在時間が短くても、欲しい情報が手に入り再検索されなければ、読者は満足したことになります。
再検索されないブログ記事は、結論とその根拠が明言されています。
テキトーに結論が述べられているのではなく、根拠を含めて納得感のある結論になっています。
結論を決めるから、それ以外の選択肢が決まります。
(それ以外の選択肢)にはこういうデメリットもあります。なので◯◯の悩みには、この選択肢が一番効果があります!
という感じで、他の選択肢をつぶすことで結論に納得感がうまれるわけです。
記事内容を箇条書きする
記事構成の作り方3つ目は「記事内容を箇条書きする」です。
読者が結論に納得させるために必要な内容(根拠、事例)を全て箇条書きにします。
読者になりきって、結論にツッコミを入れる感じでブレストします。
例えば「TOEIC800点の学習に必要な単語帳は『金のフレーズ』!」が結論なら以下のように箇条書きします。
- 『金のフレーズ』のメリット、デメリット
- 『金のフレーズ』の効果的な使い方
- 『金のフレーズ以外』の単語帳・・・『英単語・熟語マスタリー2000』『英単語スピードマスター』『公式ボキャブラリーブック』
- 『英単語・熟語マスタリー2000』のメリット、デメリット
- 『英単語スピードマスター』のメリット、デメリット
- 『公式ボキャブラリーブック』のメリット、デメリット
- TOEIC専用の単語帳じゃないとダメなの?
- そもそも単語帳じゃないとダメなの?
- 単語帳以外の選択肢・・・公式問題集に出ている意味の知らない単語をノートにまとめて覚える
ブレストが終わったら、、、
重複している内容は統一し、抽象度の高さを揃えてください。
・『金のフレーズ』のメリット、デメリット
・金のフレーズの効果的な使い方
・『金のフレーズ以外』の単語帳・・・『英単語・熟語マスタリー2000』『英単語スピードマスター』『公式ボキャブラリーブック』
⇒『英単語・熟語マスタリー2000』のメリット、デメリット
⇒『英単語スピードマスター』のメリット、デメリット
⇒『公式ボキャブラリーブック』のメリット、デメリット
・TOEIC専用の単語帳じゃないとダメなの?
・そもそも単語帳じゃないとダメなの?
・単語帳以外の選択肢・・・公式問題集に出ている意味の知らない単語をノートにまとめて覚える
情報の網羅性を高めるために、検索上位サイトのリサーチもします。
・どのサイトも紹介している内容は、自分のブログにも取り入れます。
・どのサイトも取り扱ってないことが箇条書きに出ている場合、お宝情報か、検索意図からズレている情報かのどちらかです。不要な場合は削除します。
例えば、「toeic 単語帳 おすすめ 800」で上位表示しているサイトをみると
「単語帳の選び方」という情報が多く掲載されていました。なので追加します。
分かりやすい説明の流れを考える
記事構成の作り方4つ目は「分かりやすい説明の流れを考える」です。
箇条書きした内容を、読者が理解しやすいように並び替えます。
ポイントは2つあります。
- 読者が知りたい順番に並べる
- 幹⇒枝⇒葉の順番に並べる
読者が知りたいこと、結論が先に来ることが大事です。
例えば、「◯◯+口コミ」で上位表示をねらう場合、一番始めのコンテンツは「口コミ」であるべきです。
説明の都合上どうしても、後回しになる場合はページ内リンクでジャンプできるようにしましょう。
「幹⇒枝⇒葉」とは抽象度の高いほうから具体的な内容にうつるということです。
例
・そもそも単語帳じゃないとダメなの?
・TOEIC専用の単語帳じゃないとダメなの?
・単語帳の選び型
・『金のフレーズ』のメリット、デメリット
・『金のフレーズ』の効果的な使い方
・『金のフレーズ以外』の単語帳・・・『英単語・熟語マスタリー2000』『英単語スピードマスター』『公式ボキャブラリーブック』
⇒『英単語・熟語マスタリー2000』のメリット、デメリット
⇒『英単語スピードマスター』のメリット、デメリット
⇒『公式ボキャブラリーブック』のメリット、デメリット
・単語帳以外の選択肢・・・公式問題集に出ている意味の知らない単語をノートにまとめて覚える
見出しを作る
記事構成の作り方5つ目は「見出しを作る」です。
【導入(リード文)】
ここは見出しなしで結論を述べます。
書き手の情報(直近のTOEICのスコアなど)を軽く紹介しておくと、記事の信頼性が増します。
「そもそも単語帳じゃないとダメなの?」
↑
メインの検索意図ではないのですが、本当に単語帳で良いのか不安な人がいるかもしれないのでおまけ程度に書いておきます。
【本文】
h2:英単語帳の選び方⇒h3:TOEIC専用じゃないとダメ?
⇒h3:音声がついているものを選ぶ(この部分は後から追加しました)
h2:TOEIC800点におすすめの単語帳は『金フレ』
⇒h3:『金のフレーズ』のメリット、デメリット
⇒h3:『金のフレーズ』の効果的な使い方
h2:有名TOEIC英単語帳との比較
⇒h3:『英単語・熟語マスタリー2000』のメリット、デメリット
⇒h3:『英単語スピードマスター』のメリット、デメリット
⇒h3:『公式ボキャブラリーブック』のメリット、デメリット
h2:プラスαの単語勉強法
⇒h3:『公式問題集』知らない単語を辞書で調べる
【まとめ】
「TOEIC800点をとるための単語帳のおすすめは『金のフレーズ』、その理由は~。」と簡単にまとめます。このあと必要な情報(TOEIC800点のリーディング、リスニング勉強法)をまとめたページに内部リンクを貼ります。
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